リーザ選手について、コラムがあったのでご紹介します。
プロフィール
- 国籍:ロシア
- 生年月日:1996年12月17日
- 身長:159cm
- 所属先:Yubileniy Ice Arena
- コーチ:Svetlana Veretennikova、Alexei Mishin
パーソナルベスト
- 総合:182.89
- (ISU エリック・ボンパール杯 2011)
- ショートプログラム:62.04
- (ISU エリック・ボンパール杯 2011)
- フリースケーティング:121.36
- (ISU エリック・ボンパール杯 2012)
今季のプログラム
ショートプログラム
- 『タンゴ』
- 映画『ある愛の詩』 作曲:フランシス・レイ
- 振付:デイビッド・ウィルソン
フリースケーティング
- 『黒い瞳』
- 振付:デイビッド・ウィルソン
●ここがみどころ!
これまで『タンゴ』『ハーレム』『ラテンセレクション』『ドン・キホーテ』などで強い曲調のプログラムを見事に表現してきたトゥクタミシェワ。今季は、羽生結弦や小塚崇彦の振付師でもある、カナダのデイビッド・ウィルソンのもとで初めてプログラムを作成した。新しい挑戦といえるショート『ある愛の詩』は、伸びやかなスケーティングを強化するためのハードルのようなものだ。フリーは、持ち味を最大限に生かした「黒い瞳」で、キレのあるジャンプと踊りを披露する。昨季のショート『タンゴ』や他のプログラムも準備しており、どのプログラムを披露してくれるのかも見所だ。
フリー冒頭に入れている、高さと飛距離が抜群の「3回転ルッツ+3回転トウループ」には、男子のような爽快感がある。また、ショート、フリーともに片手を上げるダブルアクセルを取り入れ、見所のひとつとなっている。
スポーツライター野口美恵's EYE
エフゲニー・プルシェンコを育てたアレクセイ・ミーシンの秘蔵っ子と呼ばれるトゥクタミシェワ。練習ではトリプルアクセル(3回転半)も成功させており、ジャンプの技術には定評があります。「3回転ルッツ+3回転トウループ」の確率も高く、ジャンプで高得点を狙える選手です。さらにジャンプ力だけに頼らないのが、彼女の強み。しなやかな身体とキレのある動き、バネのように弾む軽やかさを生かして、どんなにスピード感のあるプログラムでも、たやすく踊りきってしまう天才肌です。
今季は膝の怪我などもあり練習不足であることと、ジャンプに狂いが出やすい成長期を迎えていることなどで、スタートはやや出遅れましたが、グランプリの中国杯4位、スケートカナダ2位と着実に結果を残し、ファイナル進出を決めました。
踊りもジャンプも見ごたえがあり、すでに評価を得ている彼女ですが、むしろ注目したいのは伸びシロの大きさ。基礎となるスケーティングを磨いて大きな飛躍を果たすのは、まだこれからです。
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